野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が21日、
日本の優勝で大団円を迎えた。
出場国の拡大でサッカーのワールドカップ(W杯)のような世界的な人気獲得への可能性を示したものの
主催する米大リーグ機構(MLB)の自国リーグ優先の運営には課題も残った。真の世界一を決める大会に向けた取り組みは道半ばだ。
(米フロリダ州マイアミ・浅井俊典)

「今夜は野球界の勝利だ」。日本が劇的な勝利を収めた準決勝で敗れたメキシコのヒル監督は
野球の魅力を凝縮させた試合を終えて充足感をにじませた。
 出場チームが前回の16から20に拡大した今大会では、日本代表の大谷翔平選手(エンゼルス)を含め
大リーグの最優秀選手(MVP)受賞経験がある7人らトップクラスの選手が参加。
白熱した好試合が続き、日本や中南米では盛り上がりをみせた。

MLBによると、1次リーグの観客動員総数は前回大会からほぼ倍増となる
101万0999人で、大会史上最多。WBCの創設に携わったデュパイ元MLB最高執行責任者は米メディアに
「今後もWBCへの関心は高まり続ける」と自信を見せた。

続きはソース先
東京新聞 2023/03/23 6:00
https://www.tokyo-np.co.jp/article/239536