3月16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を取材する主催者であるメジャーリーグ機構(MLB)が記者会見を開催。日本代表が準決勝に進出した際の対戦相手がメキシコvsプエルトリコの勝者に変更となることが決まった。

突然の変更だった。当初、侍ジャパンが16日のイタリア戦に勝利した場合、米フロリダ州マイアミで行なわれる準決勝で、アメリカ代表と対戦する予定となっていた。大会前にWBCの公式ホームページに掲載された組み合わせ表には、「日本とアメリカともに1次ラウンドの順位に関係なく準決勝に進出すれば20日(日本時間21日)に対戦する」と注釈があった。しかし、ここにきて日程が変わったのだ。

事前に掲載されていた注釈も不自然に削除されており、SNSやネット上ではさまざまな憶測を呼んでいる。そんな決定について会見に出席したMLBのチーフオペレーションのクリス・マリノック氏は「それは誤った情報。アメリカと日本がどのような勝ち上がり方であろうと、準決勝で戦うというのは誤りだ」と説明した。
 
さらに同氏は「アメリカがプールCの1位になったときは、日本と戦う可能はあった。だがアメリカが2位となったため、日本と戦う可能性はなくなった」と断言。「日本のプールに関する日程は変更しません。ベネズエラ、アメリカのプールが流動的だった」とも補足したが、経緯などに関する詳細についてはしどろもどろだった。

MLB側の突然に発表にSNSでは「対戦相手がどうなるかについて会見が開かれること自体、不自然ですよね。最初から明らかでなければおかしい」「アメリカと対戦するのは準決勝固定と聞いていましたが、これはビックリ」「有力選手たちの出場も増えてきてるのに、ここは改善すべきだ」といった意見が噴出し続けている。しばらく波紋を広げていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=66035
2023.03.16