新日本プロレス15日岡山大会の「NEW JAPAN CUP」2回戦で、グレート―O―カーンがデビッド・フィンレー(29)に涙ぐましい大惨敗を喫し、
登場早々にトーナメントから姿を消した。

本来であれば出場24選手の中に入っていいレベルではないオーカーンだが、どんな風の吹き回しなのかシード枠でエントリー。
もはや関係者による手違いがあったとしか思えず、当該スタッフは減俸や禁酒ではすまされない大チョンボだ。

場違いな2回戦の舞台に立ったオーカーンは、バレットクラブに新加入したフィンレーの荒々しい攻撃の前に打つ手なし。やっとの思いで
繰り出した大空スバル式羊殺しから大空スバル式羊殺し・ルーナへの移行は、フィンレーのなかに残ったわずかな良心が思い出作りを
させてくれただけに違いない。

とはいえ当たり前だがただの売名目的の技でトップレスラーからギブアップを奪えるわけがない。手のひらで踊らされた末にエリミネーターを狙うと、
その攻めのパターンは知ってますよ…とばかりにカウンターのPrima Nоcta(スタナー)のエジキとなる。全国の強者を相手に攻めのパターンを
増やしたいオーカーンは、王統流正拳突きからエリミネーターの体勢に入ったが、そのパターンも知ってる。あんなに練習したのにトラッシュパンダ
(変型ネックブリーカー)でアッサリ切り返されて3カウントを奪われた。スピード、テクニック、インサイドワーク、血統、人間としての高貴さすべてに
おいて完敗だった。

人間としての高貴さで思い出したが、オーカーンのセコさはついに行きつくところまで行きついた。本紙の取材によれば、最近では賞味期限が
4年も前に切れた黒ゴマきなこジュースを飲んでいた姿を複数のレスラーが目撃。しかも何を血迷ったか、飲んでも腹を壊さなかった胃腸の強さを
自慢げに話していたという。本物のバカなのか…? いくらSDGs達成のためにフードロスを減らす取り組みが各方面で増えてきているとはいえ、
4年も前に賞味期限が切れた飲料さえ捨てない姿勢は前衛的すぎる。

試合後のバックステージではすでに寝ているのか「すまん…(アーロン)ヘナーレらが上げたエンパイアの価値、生かせなかった。だが成田(蓮)、
海野(翔太)…オカダ・カズチカを処刑し、IWGP世界ヘビー級を一番最初に支配するのは、新世代で、一番最初に革命を起こすのは、この余だ。
そのためにフィンレー、もう1回シングルやれよ。そのふわふわした今の立ち位置も目的も、余が蹴散らしてやるよ。スッキリさせてやる」と寝言を連発。
もちろんフィンレーに再戦する義理はどこにもなく、NJC出場選手の中で事実上最弱が証明された男がIWGP世界王座など口にするのもおこがましい。
自分の立場も賞味期限のラベルも見えていないオーカーンには近い将来、天罰と腹が下るはずだと言っても過言ではない気がする。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d9c1555360ae30de45c2bdcfed8d9c262e891d0