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慶應義塾大学三田キャンパス東門 ©AFLO

芦田愛菜君! ようこそ慶應義塾大学法学部政治学科へ!
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 アジア全域20億人が注目した芦田愛菜さんの進学先ですが、無事、慶應義塾大学法学部政治学科へご降臨されることが発表されました。

 いや、めでたい。

 将棋界に藤井聡太さんが、野球界に大谷翔平さんが、各界の常識を打ち破る若き逸材が輝きを放つ中、芸能界において「この人、人生何周めですか?」とか「各能力カンストしててチートじゃないですか」と言いたくなるような芦田愛菜さんが、慶應義塾女子高校からの進学先として選んだ法学部政治学科。

 私も慶應中等部から慶應義塾高校を経て政治学科に進学した身として、こんな素晴らしい後輩ができてしまうことは光栄以外の何物でもありませんからね。先輩風を吹かせたいのではなく、政治学科でおおいに学んで、また仕事でもいままで以上に活躍していって欲しいと心の底から願い、応援しています。

■ 活気のある伝統を持つ慶應の政治学科

 我が政治学科には、ネットでもインフルエンサーとして著名なはあちゅう(伊藤春香)さんや、タレントとして活躍するミッツ・マングローブさん、世間を沸かせた元衆議院議員の河井克行さん、野党第一党の代表として辣腕を振るった衆議院議員・海江田万里さんなど、日本社会の屋台骨を文字通り担う各界を代表する優れた人材が輩出されています。同じ箱に芦田愛菜さんが入ってしまうのもまたいろいろアレかとは存じますが、臆することなく勉学に仕事に打ち込んでいただきたいと存じます。

 かつては、慶應の政治学科と言えば政治学科のくせにノンポリか保守的で、進級が楽なことから体育会系で活躍する人たちには政治学科が最善とされ、政治学科中国語専攻と称して昼間からキャンパスの日吉裏(ひようら)にある雀荘に入り浸り、酔っぱらってゲームセンターに乱入しスト2で負けて台バンして無事警察を呼ばれる学部生が後を絶たないなど、非常に活気のある伝統を持っています。

■ 多国語の修得や海外留学で世界に羽ばたく塾生が多数

 最近では就職戦線の冷え込み、出席や単位取得の厳格化などもあって徐々に塾内の引き締めも進んで、「政治学科は特にこれと言った国家資格も目指せない割に、まあまあ以上に勉強しないと卒業できない学部」と言われるようになりました。まるで昔の政治学科の卒業生は勉強せず楽して卒業できたかのように言い募るのやめろ。

 先日も慶應義塾に巡業し、あれやこれやご一緒したりしていますが、政治学科と言われる割にはみんないろんなことを学んでいるなと思う面があります。

 というのも、慶應義塾の政治学科は特に、文系と言いつつも私のように統計学をメインとした理系肌の人間もいれば、政治の持つ哲学的な事柄を追究する奴らもいて、現代アメリカ政治や日欧関係に興味を持つ塾生たちが自ら学びたいことを選んで設定し、自発的に取り組んでいく気風も宿しています。

 もちろん必ずしも優秀でない方もいますが、英語や多国語の修得や海外留学では政治学科から世界に羽ばたく塾生が多いのも頼もしく思っていますし、関係先の財団では母数がそう多くないにもかかわらず毎年のように政治学科の塾生たちが返済不要の奨学金を勝ち取っています。

 芦田愛菜さんに関しては、奨学金というよりはおカネを預けると数年で数百倍で返ってきそうな気がしますが、そういう規格外の人も難なく受け入れられるのが政治学科の特徴とも言えます。

■ 「芦田愛菜を総理大臣に」という声が広く聞かれるように

 他方で、芦田愛菜さんに対しては、早くも「総理大臣に」という声が広く聞かれるようになりました。さすがに早すぎんだろ。スラムダンクばりに「芦田愛菜なら何とかしてくれる」という声望が高まるのも、割と日本社会の衰退が現実のものとなって、どうにもならなくなったところへ救世主待望論のように「あー、芦田愛菜が総理なら俺の生活も楽になるのになあ」と国民もぼんやりそう思っているのです。…
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【写真】慶應義塾大学法学部政治学科に進学すると伝えられている芦田愛菜さん
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