身長の相対的尺度には、標準偏差(SD)による方法が用いられ、「−2SD」以下だと低身長と定義される。平均的日本人の身長は男性が約170センチ、女性が160センチくらいだ。身長が低いとされるのは、男性が159〜160センチくらい、女性が147センチくらいだが、小柄な人も普通にいるということを忘れたくない。

 成長は乳幼児期、学童期、思春期の三つの時期の足し算で決まる。乳幼児期には栄養が、学童期には成長ホルモン、思春期には性ホルモンが重要な要素となる。