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 ロックバンド・B’zの公式サイトが23日に更新され、所属事務所とレーベルが連名で、一部ファンによる追っかけ行為、自宅と考える場所への押しかけ行為、チケット不正転売に対して警告した。

 同サイトではバーミリオンとビーイングが連名で「いつも応援してくださる皆様へ ~大切なお願い~」と題し、「この度、改めて皆様に大切なお願いがございます。これからも松本孝弘・稲葉浩志がB’zとして、いちアーティストとして安定した活動ができ、且つファンの皆様も安心して応援いただける環境を保つために必要不可欠なお願いです」と切り出した。

 まず「コンサートツアー時における追っかけ行為」について、「ごく一部の方ではありますが、地方移動時におけるメンバー・サポートメンバーへの追っかけ行為が見受けられます。メンバーやサポートメンバーのみならず、他のお客様や公共交通機関の方々にもご迷惑をお掛けすることにも繋がる」とし、駅や空港での待ち受け、つきまとい、写真・動画撮影、メンバーと同じ飛行機や新幹線に登場・乗車し、メンバーを覗き込むなどの行為について「絶対にお止めくださいますようお願いいたします」と警告。

 「ごく一部の方の迷惑行為が、B’zやメンバーのイメージを損ない、ルールを守ってくださっている大多数の皆さまの品位を落とすことに発展しかねません。また、事故にも繋がる行為となります」と理解を求めた。

 続いて、「メンバーの自宅と考える場所に押しかける行為」について、「こちらもごく一部の方ではありますが、メンバーの自宅と考える場所に押しかけ、インターホンを執拗に鳴らす、待ち伏せや周辺をたむろする等の迷惑行為が見受けられます。これはメンバーやメンバーと全く無関係の方の生活を妨げる重大な迷惑行為です」と訴え。

 「周辺住民の方へ多大なご迷惑をお掛けすることはもちろん、メンバーにも多大な心身的ストレスが掛かり、最悪の場合アーティスト活動を制限することに繋がりかねませんし、また、メンバーと無関係の方の住居をメンバーの自宅と誤認するケースでは全く無関係の方に多大なご迷惑をお掛けしてしまいます。そのような行為を発見次第、直ちに警察に通報し、ストーカー規制法等に則り然るべき対応を行います。このような行為は絶対に看過することはできませんので、プロダクション・レコード会社としても厳正に対処いたします」とした。

 最後に「チケット」について、「以前よりファンの皆様にはお願いしておりますが、B’z及び松本孝弘・稲葉浩志が主宰する公演は、一部公演を除き、『チケット不正転売禁止法』の対象となる『特定興行入場券(特定チケット)』として販売しております。法律が制定されたことで、チケットの不正転売は処罰の対象となります」と説明。

 「チケットがオークションサイトへの出品が判明した場合、該当チケットは無効となります。正規ルート以外での売買行為・第三者への転売・譲渡は禁止しております。転売されたチケットでのご入場は一切お断りいたします。その際の返金などにも一切応じられません。チケットご購入後、やむを得ない理由により参加ができなくなった場合は公式リセールをご利用ください」と注意を喚起した。

 最後に「大多数の皆様はルールを守り、B’zを応援してくださり、上記内容とは無関係の方がほとんどである中、一部の方々の目に余る行為に対する警告のために、規律を守って応援してくださるファンの皆様には不快な思いをさせてしまうことを、大変心苦しく思います。重ねまして誠に申し訳ございません」と伝え、「どうぞご理解・ご協力くださいますようお願い申し上げます」と記した。