結成40周年を迎える男性デュオのバブルガム・ブラザーズ。ブラザー・コーンさんは、67歳となった今も精力的に
ソロで音楽を続けている。平成、令和と歌い継がれる名曲『WON’T BE LONG』のレコーディング秘話、そして役者の
道へと進んだ相棒・トムさんとの本当の関係についてコーンさんが語った。

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『WON’T BE LONG』は6枚目のアルバム『BORN TO BE FUNKY「ファンキーで行こう!!」』のなかの1曲で
先行シングルとして1990年にリリースしました。歌っているのは僕1人。トムは「オリオリオリオ」などと合いの手を
入れながら踊るだけ。なぜかというと、実はたまたま。レコーディングのとき、いつもトムと「これはオレが2番歌うから
トムは1番ね」「じゃあコーンちゃん、これは1番歌ってよ。オレが2番歌うから」という感じで振り分けながら録っていて
トムが1人で歌っている曲もあるんです。
で、『WON’T BE LONG』のボーカル録りのときは、どっちがどう歌うか決めないまま、トムがパチンコに行ったまま
帰ってこなかったんです。
とりあえずオレ1人で録って、あとでトムに確認したら「それでいいよ」ということだったので、そのままの音を使うことに
なりました。そして、次のシングルをどうするかというレコード会社の会議のとき、7人満場一致で『WON’T BE LONG』が
選ばれた……ということだったのです。でも、その後、移籍したユニバーサルミュージックで『WON’T BE LONG~Roots~』
を出したときは、トムが2番を歌っているんですよ。

◆ブラザー・トムとの出会い、そしバブルガム結成
トムと出会ったのは、25、26歳の頃。新宿の飲み屋で出会ってすぐ、音楽の話やなんかで意気投合し、トムの家に
泊まったりして毎日一緒に遊んでいました。トムも音楽をやっててピアノが弾けたので「じゃあ一緒にやろうよ」ってことに。
2人ともアメリカの2人組のコメディアン、ブルース・ブラザーズの映画『ブルース・ブラザーズ』が大好きだったから
「ああいうのをやろうよ」ってバブルガム・ブラザーズを結成したんです。

続きはソースで

夕刊フジ (NEWポストセブン) 2023.1/10 12:03
https://www.zakzak.co.jp/article/20230110-SRWBQIDZHRJ2FJHNIJUIROC7YE/