ジャニーズ事務所の7人組グループ「IMPACTors」が、メンバー全員で退所する意向を事務所側に伝えたことが「週刊文春」の取材でわかった。

井ノ原快彦社長とメンバーが面談

 2023年5月に平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が脱退・退所するKing & Princeに続き、「退所ドミノが起こるのではないか」と囁かれてきたジャニーズ事務所。キンプリに続き、退所を決意したグループがIMPACTorsだった。

 事務所関係者が明かす。

「12月にジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長とメンバーが面談し、全員での退所の意志を告げたそうです」

前社長の滝沢秀明から命名 「silent」に出演も

 IMPACTorsは2020年に結成。「ミュージックステーション」(テレ朝系)の生放送直前に、ジャニーズアイランド前社長の滝沢秀明から命名された逸話を持つ。

「最年長メンバーは26歳で、先輩グループのバックダンサーを長く務めてきた苦労人が多い。メンバーは滝沢プロデュースの舞台『滝沢歌舞伎』のオーディションで滝沢の目に留まり、グループ結成につながった」(テレビ局関係者)

 最近はドラマにも登場。センターの佐藤新は「silent」(フジ系)に、基俊介は「最初はパー」(テレ朝系)に出演している。

 だが、自分たちを引き上げてくれた恩人の滝沢は今年10月末をもってジャニーズを退社。佐藤が憧れていたキンプリの平野も間もなく事務所を退所する。グループとしての勢いは失われていった。

事務所関係者「藤島ジュリー景子社長には“刺さってない”」

 IMPACTorsはメンバー個々人がジャニーズ外部の舞台に多く出演しているのが特色だが、「ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長には“刺さってない”。井ノ原もジャニーズアイランドの社長として自分の色を出したいという思いもある。滝沢色の強い彼らを推すとは思えません」(前出・事務所関係者)。

 全員退所ということになれば、2018年から2019年にかけて7人全員が退所した「Love-tune」と同じ展開になる。

 12月26日、ジャニーズ事務所にIMPACTorsの退所について事実確認の取材を求めたが、締切までに回答はなかった。

 12月27日(火)正午配信の「週刊文春 電子版」および12月28日(水)発売の「週刊文春」では、IMPACTorsが退所するに至った詳しい背景、キンプリ分裂騒動がジャニーズJr.たちに与えた動揺、そし2023年3月から導入するジャニーズJr.「22歳定年制」の詳しい内容などについて詳報する。

https://bunshun.jp/articles/-/59813