2020年からJ1・柏レイソルでプレーし、今季までにリーグ通算53試合に出場している29歳のDF・高橋祐治。

22日に発表されたJ2・清水エスパルスへの移籍が物議を醸している。

両クラブはこの日、高橋が清水に完全移籍で加入することが決定したとそれぞれの公式サイトで発表。
高橋は清水公式サイトを通じて「優勝してJ1昇格できるよう頑張ります。
清水エスパルスはこんなところにいるチームじゃない、ともに必ず這い上がりましょう」とコメントを寄せている

高橋は柏加入1年目の2020年8月に右膝前十字靭帯断裂、右膝内側側副靭帯損傷、
右膝外側半月板後節損傷の大けがをし、その影響で同年はリーグ戦10試合、翌2021年も14試合出場にとどまった。

しかし、今季は主力CBとして全34試合中29試合で先発フル出場していた。
高橋の移籍を受け、ネット上の柏ファンからは「いや、これはさすがに納得がいかなすぎる」、「DFの中心戦力なのになぜ? 全く理解ができない」、
「加入後1番稼働したのに放出って…しかも下位カテゴリーのクラブに…」、
「本人もコメント見た感じ100%納得はいってなさそう」といった不満のコメントが相次いだ。

「高橋は清水だけでなく柏公式サイトを通じてもコメントを寄せていますが、その中では『今シーズンもレイソルのために戦ってきましたが、自分のパフォーマンスが足りず、このような移籍という結果になりました』と無念さもにじませています。

クラブとしては加入後3年間トータルの稼働率・パフォーマンスに不満があった、今オフ補強したDF(立田悠悟、片山瑛一、ジエゴ)を来季は優先起用したいなどの理由から放出に至ったとみられますが、
突然の放出に納得いっていないファンも少なくないようです」(スポーツライター)

今季J1で「13勝13敗8分・勝ち点47・得失点差-1」の7位だった柏は、22日時点で新加入12名(完全移籍、トップ昇格含む)、放出11名(期限付き移籍、引退含む)と大規模な戦力入れ替えを行っている。

高橋の移籍もその一環という形になったが、果たして来季にどのような影響を及ぼすのだろうか。

文 / 柴田雅人 記事内の引用について 柏レイソルの公式サイトより https://www.reysol.co.jp/ 清水エスパルスの公式サイトより https://www.s-pulse.co.jp/

2022年12月23日 15時30
https://npn.co.jp/article/detail/200026373