12/17(土) 12:01配信THE DIGEST
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 現地時間12月16日(日本時間17日、日付は以下同)、ブルックリン・ネッツは敵地スコシアバンク・アリーナでトロント・ラプターズと激突。カイリー・アービングのブザービーターで119-116と劇的な勝利をおさめ、今季成績を18勝12敗(勝率60.0%)とした。

 両軍の先発は、ネッツがベン・シモンズ、アービング、ケビン・デュラント、ロイス・オニール、ニック・クラクストンの5人。対するラプターズはフレッド・ヴァンブリート、スコッティ・バーンズ、フアンチョ・エルナンゴメス、パスカル・シアカム、クリスチャン・コロコがスターティングラインナップに並んだ。

 試合は序盤からネッツの3ポイントが不発な一方、ラプターズは長距離砲が大当たり。さらにヴァンブリートが前半だけで25得点を稼ぎ出すハイパフォーマンスを披露し、前半は終始主導権を握る。しかし後半に入りネッツが猛追を仕掛け逆転。その後は互いに譲らない展開のなか、前述したアービングの決勝弾で接戦を制し、最大18点ビハインドからの逆転勝利を収めた。
 
 昨季までラプターズに所属していた渡邊雄太にとって、凱旋試合となったこの一戦。第1クォーター残り2分54秒にコートに立つと、地元ファンから大歓声を受けた。その声援が力になったか、残り1分40秒にいきなりステップバックジャンパーをヒット。残り2分にはスティールからダンクを叩き込んだほか、残り1分には得意の左コーナーからの3ポイントをヒットさせ、前半だけで7得点を稼ぎ出した。

 後半は第3クォーター残り6分13秒でコートイン。残り5分半、ディフェンシブ・リバウンドを奪うと自らプッシュしてゴールまで持ち込み、ファウルを誘ってフリースローを獲得(2本とも成功)。残り3分には速攻からゴール下を決め、得点を2桁に乗せる。

 第4クォーター残り10分半には再度左コーナーから3ポイント。残り9分にいったんベンチへ下がったのち、残り3分半にクロージングラインナップとして再び登場。残り2分半に素晴らしいアシストでシモンズのダンクを演出したほか、1点ビハインドの残り14.4秒には一時逆転となる3ポイントを沈め、勝利の一因となった。

 最終的な渡邊のスタッツは、17得点(フィールドゴール6/7、3ポイント3/4、フリースロー2/2)、3リバウンド、1アシスト、1スティール。ディフェンスではこの日絶好調のヴァンブリートにやられる場面もあったが、2試合ぶり今季9度目の2桁得点をマークし、見事勝利に貢献した。

 これでネッツは5連勝。次戦は18日、敵地リトル・シーザーズ・アリーナでデトロイト・ピストンズとの対戦が組まれている。

構成●ダンクシュート編集部