サンスポ 2022/12/13 05:00

小倉智昭
「マジンガーZ」など数々のアニメ・特撮番組の主題歌を歌い、「アニメソングの帝王」と呼ばれた歌手、水木一郎(みずき・いちろう、本名・早川俊夫=はやかわ・としお)さんが6日午後6時50分、肺がんのため東京都内の病院で死去したことが12日、分かった。74歳だった。昨年4月に脳転移を伴う肺がんと分かり、今年7月に公表。闘病しながらステージに立ち、11月27日のライブが最後となった。告別式は近親者で営んだ。

漫画家の永井豪氏
「マジンガーZ」の原作者で漫画家、永井豪氏(77)が12日、SNSで追悼。「マジンガーZが50年もの長きにわたって、人気を保ち続けることができたのは、水木さんのおかげです。毎回、歌うたび、決して気を抜かず、愛と魂をこめてテーマを歌い続けた水木さんの力です」と感謝した。続けて「明るく楽しい人でした。ファンを大切にする姿勢に、いつも頭が下がる思いでした」とたたえた。

また、東京・世田谷区立梅丘中の同級生だったタレント、小倉智昭(75)はサンケイスポーツの取材に思い出を吐露。「演劇部で一緒になり、彼は落語、私は漫才やバンドをやったりした。彼がギターを始めたのは私の影響だからと、30年後に水木モデルのエレキギターを贈ってくれた。今でも大切にしている。バイタリティーあふれる歌手でした」と寂しげだった。

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