12/9(金) 20:44配信
スポニチアネックス

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が9日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。防衛力強化のため増税を検討すると表明した岸田政権の決断について、「レッドカード」を出した。

 サッカーW杯の盛り上がりにちなみ、橋下氏が“岸田ジャパンのプレー”にジャッジを下すという企画。「防衛力の強化は賛成」とした上で、「ただ、日本のもう一つの有事は少子高齢化問題ですよ」と指摘した。

 「1年で60万人の人口が減り、子どもの出生数も80万人を割って、子どもの数がどんどん減っている。少子化問題を解決せずに、防衛費だけ増やしていったら、活力のない日本に戦闘機とミサイルと戦艦ばっかりが増える。そんな日本、いいのかね」と疑問視。「防衛費もいいが、少子化対策のお金をどうするかを合わせて出さないと、日本はとんでもない国になりますよ」と警鐘を鳴らした。

 「少子化対策の予算を先進国並みに上げようと思うと、年間5~10兆円必要。防衛費と合わせて15兆円必要となったらどうするの?って話を政治家は本来しないといけない」と苦言を呈した。また、「国会議員にまつわるお金でどんだけ無駄なものがあるんですか!そういう所に切り込まずに、国民への負担なんて…怒り心頭です!これは国民は絶対に認めたらダメ!」と息巻いていた。

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