【ドーハ(カタール)2日=岡島智哉】カタールW杯決勝トーナメント1回戦で日本と対戦することが決まったクロアチア代表のダリッチ監督が記者会見を行い、「日本の1位突破は決してサプライズではない。ドイツ、スペインと同組で1位突破はとても難しい日本のレベルの高さを証明している」と警戒した。

会場には日本メディアが多数駆けつけたが、会見前後に現地の記者から“質問攻め”にあう場面も。ドイツ、スペインを破った日本に対する関心度の高さがうかがえた。

 それではこちらもと、現地メディアを直撃。取材に応じたドラツェン記者は「我々には監督が2人いる。ダリッチ監督と、モドリッチ監督だ」と主将のMFモドリッチに全幅の信頼を寄せ、「ルカはこのチームの心臓。37歳とは思えない運動量を誇る。日本戦でもきっと活躍してくれる」と期待した。

 一方、日本の警戒選手を訪ねると「監督だね。モリヤスだったか?」と予想外の答えが。「ドイツとスペインに勝つなんて、クレイジーだ。当然、奇策のようなものがないと勝てない。彼はマジシャンだね」と笑顔を浮かべ、試合中に複数のシステムを使い分けていることを伝えると「ほほう。でもね、きっとそれだけではないはずだ。映像を見返してみるよ。彼のマジックには要注意だ」と真顔でうなずいた。

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