日本サッカー協会が、W杯カタール大会後の日本代表の次期監督有力候補として、アルゼンチン出身のマルセロ・ビエルサさん(67)の調査に乗り出していることが明らかになった。複数の関係者によると、日本協会の反町康治技術委員長が今年の春ごろ、ビエルサさんと面談し、監督就任の意欲や条件面などについて情報交換したとみられる。今後は森保監督の続投を含めて、2026年W杯に向けた体制を協議する。

 「鬼才」「変わり者」とも呼ばれるビエルサさんは緻密な「戦術マニア」と知られる名将で、ピッチを広く使ったアグレッシブな攻撃とマンツーマンの守備戦術を志向する。W杯では2002年日韓大会で母国アルゼンチンを率い、10年南ア大会ではチリを16強へ導いた。

 その後はスペイン1部のビルバオ、フランス1部のマルセイユ、イタリア1部のラツィオ、フランス1部のリールを指揮。18年にイングランド1部のリーズを率いてプレミアリーグ昇格を果たしたが、今年2月に成績不振を理由に解任されている。

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