サッカーというのはラテン系の民族にとっては体質的・血液的に熱狂する競技なんだそうだ。
ボールを操って敵の防御を突破してしまうとか、相手をだまくらかして何人もの敵の横を
すり抜けるとか、そういったシーンで熱狂する。熱狂どころか陶酔するという。
ああいうのを日常生活の中でも常に追い求めている。商売の中とか会話の中でも。
ラテン系の民族にとっては一番大切な感覚なんじゃないか。
脳髄の根本につながるもので、性的な感覚に近い。
日本人サポーターなども大騒ぎしているが、彼らの熱狂はたぶんイタリアやスペインや南米の
人たちが感じているものとは違う。