ドイツ フィンケさん
「決してフリックは日本を軽んじてはいない」
「かなり研究していた。前半はそれが出ていた。ドイツの弱点はDFのスピードだ。リュディガーは完璧に対処できる。しかし残念ながら彼は一人だけだ」
「前半は幾度かの突破を除けば完全に中盤を抑えていた。ギュンドアンとミュラーの位置は彼らが判断し、完璧に仕事をしていた」
「後半に3バックにしてくるのはフリックも想定内だろう。圧力は増すがその分カウンターが通る。ムシアラが躍動し始めたのは日本が前がかりに来ているのが影響している。誤算だったのはこの時間帯までに仕留められなかったことだ。」
「ギュンドアンとミュラーの交代は理解できる。彼らは日本の弱点をつくために頭も体力も使っていた。あのまま日本の脅威であり続けることは難しい」
「森保監督はこの時を待っていた。さらにリスクをかけ、5トップと言っていい形で圧力を強めていった」
「結局、この賭けは日本に味方したことになったね。」
「ドイツはギュンドアン、ミュラーという卓越した羅針盤を失ったあとの戦いは近年の課題。ゲッツェもゴレツカも彼らにはなれなかった。」
「クローゼさえいればすべて解決だが、そんな虫のいい話はないから」