ドイツ代表のレジェンドであるローター・マテウス氏が現在のチームについて危機感をつのらせた。『ビルトTV』でコメントした。

ドイツは23日に日本代表に1-2と敗れ、2大会連続でワールドカップ黒星スタートに。マテウス氏は「サッカーよりも重要な話題が多かった。4年前と似ている。そういうことがあると、集中力が散漫になり、最終的には5%や10%のミスをすることになる」と指摘した。

試合についてマテウス氏は「前半はよく、支配的で、優れていたが、残念ながらチャンスは生かせなかった。そして、チームは試合を放棄してしまった。日本は前半とは打って変わってアグレッシブで、体力的にも勝っているように見えた。私たちは解決策を見つけることができなかった」と嘆いた。

また、ハンジ・フリック監督の選手起用についても疑問を呈し、「私は常にフリックの味方だが、試合については少し理解できなかった」とする。

「例えば、サイドバックでは最近いつも出場しているティロ・ケーラーをなぜ今日は出場させなかったのか。失点はウイングからだった。(ニクラス)ジューレはサイドバックではない。2失点目はラウムが前に出過ぎたが、ディフェンダーは守るために存在する。シュロッターベックも驚いた様子で、積極性が足りなかった」

「交代要員も幸運ではなかった。(トーマス)ミュラーと(イルカイ)ギュンドアン、2人の経験豊富な選手を同時に外したことで、秩序が失われた。リズムが崩れてしまった」

さらに、重要な2戦目となるスペイン戦に向け、「今日の後半のようなプレーをスペイン相手にすれば、敗退が決まるだろう。チームは今、極限以上のプレッシャーにさらされている。勝たなければならない。勝ち点1では十分でない可能性が高い」と必勝を求めた。
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