https://kai-you.net/article/85266
2022.11.10

映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公式Twitterは11月10日、「【みなさまへ】」と題した文面をツイート。11月4日に東映アニメーションの公式YouTubeチャンネルで配信された特番の視聴者に感謝を述べた。

同時に、「たくさんの反響をいただいている中で、作品を楽しみにしてくださってる方々のさまざまな思いを受け止めております」「私たちは、スラムダンクを昔から愛してくださってる方も、はじめて見る方も、とにかく楽しんでもらいたい、という思いで制作を続けてきました」「映画はまもなく完成します。みなさまに楽しんでいただける作品になるよう、監督・スタッフ一同、最後まで心を込めて制作してまいります」とコメントしている。

中略

特番当日、待望のキャスト発表に沸く一方で、原作漫画や過去のアニメを視聴していたファンからは、声優変更や主題歌変更へのネガティブな反応が多く見られた。映画公式Twitterの発表は、こうした反響を受けてのものと考えられる。

かつての人気作をリメイク・リブート・新作といった形で新たに世に送り出す場合、人気作であればあるほど、過去作への思い入れが強いがゆえに今回のような反応が生まれてしまう。

当時、漫画・アニメといった熱狂を経験したファンの男性(30代)は特番で発表された内容についてこう答えた。

「90年代に放送されていた『スラムダンク』のTVアニメは後半部がアニメオリジナルの展開・結末となっており、多くのファンから原作に忠実な再アニメ化が長年待望されていました。そういった背景もあるので、“TVアニメのリメイク”という観点から当時のキャストを期待する声が多かったんだと思います。というよりまさか声優が変わる、という点について考えてもいなかったというのが正直なところです」
「『スラムダンク』ファンはいわゆる“アニメオタク”ではないので、近年の声優人気に頼り切ったアニメプロモーションに対して懐疑的な層が多そうというのもあります」とファン層の違いを指摘した。

別の男性(30代)も「ただ、今の時代に新たにアニメを制作する以上は当然声優さんも変更になることもあるでしょう。それは、声優さん以外の、例えば監督や脚本、キャラデザ、音楽、美術など他のあらゆる面に携わるクリエイターも同様です」と理解を示した。

「個人的には“なぜあえて今の時代に描き直されたのか”の方に興味があります。今作は、原作者である井上雄彦が監督・脚本とのことで、なおさら気になります。それは作品を拝見して見極められればと思っています」と期待を見せた。

全文はソースをご覧ください