2022年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が20日、都内のホテルで行われ、支配下、育成ともに指名が終了した。旧帝大の名門校からプロ志望届を複数提出し、話題になっていたが、明暗が分かれる形になった。

宇都宮高(栃木)野球部出身の東大・阿久津怜生外野手は、大学2年夏までアメフト部に在籍し、野球部に転部した異色の選手。中学時代に陸上部で400メートル全国優勝した俊足も生かし、今年は春秋リーグ戦で通算3本塁打も放つなど、野手としては東大初の指名を期待された。また、同じく東大の右腕・井澤駿介は2年春から先発として活躍し、3、4年時は通算2勝を挙げるなどエースとして奮闘したが、指名はならず。

京大では、同校史上最速といわれる152キロ右腕・水口創太がソフトバンク育成7位で指名され、同校では2014年ロッテ2位の田中英祐投手以来8年ぶり2人目の快挙となった。一方、チームメートである愛澤祐亮は、本職は捕手ながら投手もこなすマルチプレーヤーとして話題になったが、指名ならず。今春にリーグ戦6勝を挙げた名古屋大のエース・本田健悟も名前は呼ばれなかった。

(THE ANSWER編集部)2022.10.20
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