スペイン1部バルセロナが欧州クラブに総額1億5150万ユーロ(約213億6000万円)の負債があると、同国メディア「Relevo」が報じた。

 深刻な財政難が伝えられるバルセロナは総額13億ユーロ(約1833億円)もの負債があると報じられている中、同メディアによると「バルセロナの財務状況はラポルタ会長にとって頭の痛い問題だ」とし、他クラブにも支払わなければならない借金が1億5150万ユーロもあるという。

 最大の金額はイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・シティーから昨夏に獲得したスペイン代表FWフェラン・トーレスの移籍金の一部で5200万ユーロ(約73億2000万円)。イタリア1部ユベントスから2020年に加入し、8月に契約を解除したボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチ(現シャルジャ=UAE)についても移籍金の支払いが3600万ユーロ(約50億8000万円)も残っているという。

 さらにオランダ1部アヤックスには同国代表MFフレンキー・デヨングと米国代表セルジーニョ・デスト(元ACミラン)の移籍金の一部4200万ユーロ(約59億2000万円)。イングランド・プレミアリーグのリバプールにはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(現アストンビラ)の獲得費用として1400万ユーロ(約19億7000万円)の支払い義務がある。

 さらに18年に加入したMFアルトゥール・メロ(現リバプール)についてはブラジル1部グレミオに750万ユーロ(約10億5000万円)を支払う必要があると伝えているが、テレビ放映権の一部売却や子会社の株式売却など、クラブ資産を切り売りしている中、借金を返済できるのだろうか。

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