女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(東京・有明テニスの森公園)の主催者は22日、この日の女子シングルス2回戦に登場する予定だった大坂なおみ(フリー)が「腹痛」のため、棄権すると発表した。

 大坂は主催者を通じて「今日もコートに立ちたかったのですが、体が許してくれません。今週はたくさんの応援をありがとうございました。また来年お会いしましょう」とのコメントを出した。

 大会は2020、21年と新型コロナ禍のため中止となっており、大坂は19年の前回大会の覇者。

 20日の1回戦で同55位のダリア・サビル(オーストラリア)と対戦、第1セット第2ゲーム途中でサビルが左ひざを痛めて棄権し、大坂が2回戦に進んでいた。

 大坂は直前の全米オープンを含めてここまで3大会連続で初戦敗退に終わっており、20日は4大会ぶりの勝利だった。

 その試合後の記者会見では東レ・パンパシフィック・オープンが3年ぶりに、しかも有観客で行われることについて聞かれ、「ファンの皆さんの前でプレーできることを感謝している」と謝辞を述べた。

 大坂は現在、世界ランキング48位。
朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/0db65fb4d7254e7334e750f5d3a5a0ae94fcd6b4