サッカー界の長者番付≠ノ異変が起きた。これまでポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン=PSG)が収入ランキングでも不動の「2トップ」だったが、フランス代表FWキリアン・エムバペ(同)が頂点の座をつかんだ。

 スペインメディア「infobae」は、米国の「Spurtico」の調査による2022年のサッカー選手収入トップ10を発表し「エムバペが最高額のサッカー選手に名を連ねた」とし「過去15年、C・ロナウドとメッシに支配されていた分野をフランス人ストライカーが支配し、歴史上の人物を首位から追放することに成功した」と報じた。

 同メディアによると、エムバペは22年夏にPSGと契約を延長。大幅な年俸アップなどにより1億2500万ドル(約177億5000万円)の収入を得るという。年俸と契約更新ボーナスに加えてスポーツメーカー・ナイキなど7社と契約しており「最近は自身の制作会社も立ち上げ、多くの企業と関係がある」と伝えている。

 2位のC・ロナウドは1億1300万ドル(約160億5000万円)で年俸などとともにスポンサーや自身の事業として5ブランドを展開。3位のメッシは年俸などに加えてスポンサー収入で1億1000万ドル(約156億2000万円)。4位はブラジル代表ネイマール(PSG)で9100万ドル(約129億2000万円)という。

 ちなみに5位はエジプト代表FWモハメド・サラー(リバプール)で3950万ドル(約56億1000万円)、6位はベルギー代表FWエデン・アザール(レアル・マドリード)の3110万ドル(約44億2000万円)、7位は元スペイン代表アンドレス・イニエスタ(神戸)の3000万ドル(約42億6000万円)だった。

 同メディアは「イニエスタは驚き」とし「スポーツは情熱だけではなく、お金によっても動かされる。サッカーも例外ではない。多額の契約を結び、スポンサーから多額の資金を集めている」と指摘していた。

https://www.tokyo-sports.co.jp/soccer/world/4450337/