茨城新聞クロスアイ 9/13(火) 7:00

JA茨城県中央会は県サッカー協会と協力し、水戸市下国井町のJA茨城教育センターに新たなサッカー場を整備する。日本サッカー協会公認のサッカー場2面を設け、最先端の人工芝や人工知能(AI)技術を活用した分析カメラを導入する。2023年1月にオープン予定。同所は公園と隣接し、宿泊棟などもあるため、サッカーだけでなく、食の情報発信や各種交流の拠点として活用したい考え。両者は11日、連携協定を締結した。

名称は「JAいばらきスポーツパーク(IFAフットボールセンター)」。JAグループと地域のサッカー協会が連携してサッカー場を整備するのは初めて。両者は2年前から検討していた。

連携について、JA県中央会の八木岡努会長は「地域をより発展させたいという強い思いを同じくした」と説明。県サッカー協会の大和田健会長は「指導者の養成から各種大会までできる」と歓迎する。

中央会が運営する同教育センターの既存のグラウンドと駐車場だった場所を拡張し、サッカー場2面(計約3万7千平方メートル)を整備する。整備費は約7億3000万円。このうち1億円は日本サッカー協会の助成金を充てるという。完成後は県サッカー協会が管理、運営する。

最先端の人工芝は、クッション性や夏場の熱さ対策など身体への負担を軽減。AIカメラを駆使した分析装置は、試合や練習の内容を解析できる最新鋭の装置で、全国的にも導入はまだ少ないという。

茨城新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/1de0f18779ce9b0e3f5b8d695ebcf736756545f6
新たなサッカー場整備を巡り連携協定書に署名するJA県中央会の八木岡努会長(手前)と県サッカー協会の大和田健会長=水戸市下国井町
https://i.imgur.com/Htcz611.jpg