タレントのryuchell(りゅうちぇる=26)とpeco(27)の離婚が話題を呼んでいる。

 二人は25日、インスタグラムで法的な夫婦関係を解消し、今後は「人生のパートナー」として暮らしていくことを報告した。

 ryuchellは《"夫"らしく生きていかないといけないと自分に対して強く思ってしまっていました。"本当の自分"と、"本当の自分を隠すryuchell"との間に、少しずつ溝ができてしまいました》と、ジェンダー問題を含ませつつ離婚理由について言及。

 pecoは《墓場まで持っていってほしかったと一瞬たりとも思ったことはないと言えばうそになります》と本音を吐露しつつ、《いわゆる普通の家族ではないかもしれないけれど息子に胸をはって、りゅうちぇるはすてきなパパだよと伝えられる》と、ryuchellに理解も示した。

 ネットでは《りゅうちぇるさんの苦しみも分かりますが、結局は自分だけが楽になりたい気持ちを選んだ。と思われても仕方ないと思う》《法律とか戸籍にとらわれない生き方というのなら、離婚と同居にこだわるのはなぜ?》《ぺこちゃんはまだ愛してるのに、夫婦としては無理だけど家族として一緒に暮らしたいってどうなの?》とryuchellに対する生きづらさに理解は示しつつも、pecoの胸中を心配し、ryuchellに対しモヤモヤしている意見も目立った。

■pecoの彼氏という立ち位置でブレークしたryuchell

「ryuchellがメディアに出始めた当時、元々はモデルとして活躍していたpecoの彼氏という立ち位置でした。加えてpecoの実家が資産家で、デート代も生活費も彼女が全部賄っているということで話題にもなりました。その後、ジェンダーレスなキャラクターと賢さがうかがえる発言などで、ryuchellは人気になりました。当初からpecoの器の大きさが女性の支持を集めていましたが、今回はあまりにもpecoの器に依存しているとがっかりしている人も多いと思います」(バラエティー番組関係者)

 もちろん周りから求められる自分と、自認する自分が乖離してきた「生きづらさ」には理解を示す声が多い。

 しかし自由に生きることが多様性として許されるべきで、差別をなくすべきという前提ならば、今回の件では、LGBTQの問題だと錯覚させているところにズルさを感じ、そういった偏見なしに考えるべきであると考える人もいるのだろう。

 「子供まで作っておきながら思ってたのと違ったから」とか「恋愛感情を抱けない」といった理由で離婚をするのなら、「なぜ結婚前にその話ができなかったのか?」とモヤモヤする人がいても不思議ではない。

「『墓まで持っていってほしかった』というpecoの言葉に、心中を察するに余り有る気持ちになってい方は多いと思います。特に女性は、命懸けで子供を生み、母になります。『思っていたのと違うので婚姻関係はやっぱりナシで』と結果的に言われているのと同じことだと、複雑な感情を抱いてしまう人もいるでしょう」(女性番組ディレクター)

 これからの現実問題として、双方に恋人ができた場合などに『同居のスタイルや子供の将来がどうなるのか?』といった疑問も残る。理想を追い求めて幸せなパートナーの形は見つかるのだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/24e45515b42c2d80efa1fc671ed2b234436ee082