スコティッシュ・プレミアシップ第5節が28日に行われ、日本人4選手が所属するセルティックは敵地でダンディー・ユナイテッドと対戦した。FW古橋亨梧とMF旗手怜央が先発出場し、FW前田大然はベンチスタート。MF井手口陽介はベンチメンバーから外れた。

【ゴール動画】古橋亨梧がゴールショーの幕開けを告げる先制弾

 開始早々、セルティックのGKジョー・ハートがダンディー・Uのスティーヴン・フレッチャーと交錯。ハートは頭部から出血したものの、メディカルスタッフの止血措置を受けてプレーに復帰した。

 セルティックは15分に先制する。リエル・アバダの絶妙なスルーパスに抜け出したジョタが左からグラウンダーで折り返し、ボックス中央の古橋がボールを収める。トラップから落ち着いて右足を振り抜き、相手GKとの一対一を制した。古橋は4試合連続ゴールとなった。

 19分、旗手に絶好機が訪れる。味方のパスをペナルティエリア中央で受けると、右足で放ったシュートは相手にブロックされる。さらにこぼれ球に反応して放ったシュートも相手DFに当たる。再びセカンドボールに反応したが、相手GKの好セーブに阻まれて3度目の正直とはならなかった。

 セルティックは40分、ペナルティエリア手前に流れたルーズボールに古橋が反応。右足を振り抜き、正確な一撃をゴール右上に突き刺した。さらに前半アディショナルタイム2分、浮き球パスに抜け出したアバダがペナルティエリア右から折り返し、ゴール前に飛び込んだ古橋が合わせてハットトリックを達成した。

 前半アディショナルタイム6分にはマット・オライリーの折り返しをジョタが押し込み、セルティックは大量リードで折り返す。49分にはオライリーの折り返しにアバダが合わせて5点目を獲得すると、55分にはフリーキックのこぼれ球を拾ったヨシプ・ユラノヴィッチがミドルシュートを突き刺し6点目。

 さらに59分、ジョタの絶妙なスルーパスに抜け出した旗手がペナルティエリア左から折り返し、ゴール前のアバダが合わせてセルティックに7点目が生まれる。今季初スタメンの旗手は初アシストとなった。古橋と旗手は62分までプレー。代わって前田らが途中出場を果たした。

 77分、アーロン・ムーイの浮き球パスに前田が抜け出す。前田が左から折り返すと、ゴール前のアバダがループシュートで相手GKとの一対一を制し、こちらもハットトリックを達成。前田は3試合連続のアシストで今季4アシスト目となった。

 81分には右コーナーキックにカール・スタルフェルトが頭で合わせて9点目。

 試合はこのまま終了し、セルティックは開幕5連勝を飾った。次節はミッドウィークのリーグ杯を挟んで3日に行われ、セルティックは宿敵レンジャーズとホームで対戦する。

【スコア】
ダンディー・ユナイテッド 0−9 セルティック

【得点者】
0−1 15分 古橋亨梧(セルティック) 
0−2 40分 古橋亨梧(セルティック)
0−3 45+2分 古橋亨梧(セルティック)
0−4 45+6分 ジョタ(セルティック)
0−5 49分 リエル・アバダ(セルティック)
0−6 55分 ヨシプ・ユラノヴィッチ(セルティック)
0−7 59分 リエル・アバダ(セルティック)
0−8 77分 リエル・アバダ(セルティック)
0−9 81分 カール・スタルフェルト(セルティック)

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