>>1の続き


要するに、ホステスの服の上から胸を触るのでもどうかというのに、無理やりブラジャーを外して胸をじかに触り、ブラジャー自体もさんざん弄んだというのだ。

徐々に様子がおかしくなり…

その場に居合わせたほかのホステスにも話を聞いてみたところ、
「香川さんは先にいらしていたお客さんに携帯で呼ばれ、遅れて合流されました。お店にいらしたのは初めてだったと思います。有名な香川さんが来店され、店内が少しザワつきました」と話しはじめた。

「それほど酔ってはいらっしゃらず、会話もしっかりしていました。人気俳優然としてふんぞり返ったりせず、とにかく陽気に、盛り上げ役に徹していたのですが、徐々に様子がおかしくなりまして」


どうなったのだろう。

「同席したママの髪をなでまわし、ヘアピンを次々と外し始めたんですね。銀座のホステスは毎晩、美容院で30分近くかけ、髪を入念にセットするのに、おかげでママの髪はクシャクシャになってしまいました。ホステスのドレスに手を突っ込んでわきを触り、匂いを嗅ぐことも」


「キスまでしていた」という証言も

極め付きが、途中から香川の隣に座った美麗さんをターゲットにした乱暴狼藉だったという。

「30代の彼女は明るく、酔ったお客さんをあしらうのが上手で、だから余計にいじられたのでしょう。間もなく香川さんは美麗さんのブラジャーを剥ぎ取り、その匂いを嗅ぎながら彼女をはやし立て、ブラジャーをほかのお客さんに手渡す素振りまでしていました。さらには美麗さんの胸元に手を突っ込んで、胸をもみはじめた。キスまでしていましたからね」

このホステスはその晩の香川の行為を、「銀座のクラブではありえないほどの狼藉ぶり」と断じるが、それほど論外な行動なら、止めることはできなかったのか。

「ママやホステスたちも驚いて、香川さんをやんわりとたしなめましたが、セクハラをやめる気配は全然ありませんでした。美麗さんはいったん衣服を整えたのに、またブラジャーを剥ぎ取られ、結構大騒ぎになって、別のテーブルのお客さんにも、香川さんの行状が漏れ伝わっていました」
 

事務所は取材に回答せず

被害に遭った美麗さんは、取材に黙して語らない。
訴状によると、香川が出るテレビ番組を見ないようにしても、「トヨタイムズ」編集長役などCM出演が頻繁なので、〈意に反して日々訴外香川の顔を見ることを強いられ、日々精神的損害を累積させられた〉という彼女。もう思い出したくないのかもしれない。

言うまでもないが、強制わいせつ罪にせよ痴漢にせよ現在では親告罪ではない。
つまり被害者の告訴と関係なく犯罪となりえるのだ。もちろん酔っていたかどうかも関係ない。


情報番組のMCとして、公共の電波でニュースを伝えもする香川は、数多くの危機管理の失敗例を目の当たりにしてきたのだろう。

今回、早めに事実を認めることで事態の収束を図ったと見られる。
それがどこまで奏功するかーー。




【了】