ゴールを決めた場面でも無表情

 8月13日のリーグ・アン第2節でモンペリエに5−2と大勝したパリ・サンジェルマンに内紛問題が浮上した。

 英国メディアの『sportbible.com』は8月14日、モンペリエ戦で表面化したキリアン・エムバペとネイマールの対立を報じている。

 問題となっているのは、43分のPKのシーンだ。ネイマールが、この日すでに1本PKを外していたキリアン・エムバペにボールを渡すことを拒否したのだ。

 そのままネイマールがPKを決めてチーム2点目を奪ったものの、エムバペは露骨に不満な態度を見せた。事実、69分に今シーズン公式戦初ゴールを決めた場面でも無表情で、チームメイトの祝福を嫌がるそぶりを見せていて、フラストレーションを溜め込んでいるようだった。

 そして試合後のロッカールームでその不満が爆発。エムバペとネイマールは激しい口論となり、頭を突き合わせるほどエキサイト。チームメイトが引き離さなければならないほどの事態になったと記事は伝えている。

 争いはロッカールームを飛び出してSNS上でも続いた。ネイマールが、ファンの「試合後、コーチ(パリSGのガルティエ監督)はエムバペが今シーズンのPKキッカーだと言った。ばかげている」とのツイートに「いいね」を押したのだ。

 さらに「世界中のどのクラブでもネイマールが(PKキッカーの)二番手になることはない。これは契約の問題だ。エムバペがPSGを所有しているみたいだ!」との投稿にも「いいね」をして火に油を注いでいる。

 今年5月にパリSGと25年6月まで契約を更新したエムバペは、多額の報酬に加えて、チームの運営に関わる権限も得たのではないかと言われている。

 エムバペはネイマールの放出を希望しているとも伝えられており、今後の展開に注目が集まる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d4dafdde9b4241c26b75a7f9aecbe081bb83553c