2022年08月13日 15時19分

 今年のクリスマス時期の公開に向け、ホイットニー・ヒューストンの伝記映画「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」の製作が順調に進んでいる。米ニュースサイト「TMZ」は、主役を演じる英女優ナオミ・アッキー(29)が今週、ロサンゼルスでのロケを満喫している様子を伝えた。

 映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019年)のジャナ役として知られるアッキーは、11日の撮影ではホイットニーの絶頂期を再現したヘアスタイルでポルシェのオープンカーに乗り込み、現場間を移動。TMZによると、アッキーは始終笑顔を絶やすことなく、ロケを楽しんでいたという。

 同作ではホイットニーの元夫でR&B歌手ボビー・ブラウン(53)を米俳優アシュトン・サンダース(26)が演じている。アシュトンは米アカデミー作品賞を受賞した「ムーンライト」(16年)で、十代の主役シャロンを演じて注目された。

 監督はフォレスト・ウィテカー主演のミュージカル映画「クリスマスの贈り物」(13年)などのケイシー・レモンズ。英ロックバンド、クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーに焦点を当て、バンド結成からライブエイドまでを描いた大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」(18年)のアンソニー・マクカ―テンが脚本を担当した。

 ホイットニーは1980年代後半から90年代前半にかけ、圧倒的な歌唱力と存在感で米ミュージックシーンを席巻。自らテーマ曲を歌った主演映画「ボディガード」(92年)も大ヒットし、ボビーとの結婚で人生の絶頂期を迎えた。だが、やがてDV問題やアルコールや薬物依存が大きく報じられ、人気も陰りを見せた。米音楽界最高の名誉とされるグラミー賞では6冠、アメリカン・ミュージック・アワード22冠など、音楽史に大きな足跡を残したが、12年に48歳の若さでこの世を去った。

「ホイットニー・ヒューストン――」は米国では12月21日、日本では同23日より全国の映画館にて公開される。

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4381145/