7/31(日) 9:40配信

YouTubeでは「簡単で、早くて、おいしい料理」を意識

 1990年代の人気バラエティー番組「料理の鉄人」で「和の鉄人」として活躍した料理人の道場六三郎さんは、91歳となった今も現役の料理人として活動を続けている。2020年12月には、YouTubeチャンネルを開設し、数々のオリジナル料理を動画内で紹介。登録者数は13万人を超え、視聴者イベントも開催するなど人気を博している。そんな道場さんに、YouTubeを始めたきっかけや、料理への思いを聞いた。(取材・文=猪俣創平)

【動画】巧みな包丁さばきは91歳の今なお健在 厨房で調理する道場六三郎さん

 90歳を目前にしてYouTubeチャンネルを開設したきっかけは「料理の鉄人」でディレクターを務めていた田中経一氏の提案だった。道場さん自身はYouTubeを知らなかったが、説明を受けてやる気になった。

「YouTubeを見る主婦の方や、家で料理をやろうとする人に向けた家庭料理を紹介しているんですよ。だから、簡単で、早くて、おいしい料理を目指したんだよね。僕も女房が病気になってから家で料理を作るようになってね。家庭料理からずいぶんヒントをもらうようになって、料理の新しいアイデアも生まれてきているんですよ。たとえば、冷蔵庫にある残り物を使って料理をするようになってね。そういう料理を伝えられるようになったのはよかったですね」

https://news.yahoo.co.jp/articles/c9f4386e7a23120e3f1a2885ba4067bf92137dca?page=1