日本代表FW南野拓実(27)がイングランド・プレミアリーグのリバプールからフランス1部リーグのモナコに完全移籍したことで「連帯貢献金」が発生する。

 連帯貢献金とは移籍金が発生した場合、元所属クラブに支払われる移籍金の5%を12~23歳の誕生日を迎えるまで登録されていたクラブに分配する仕組みで、国際サッカー連盟(FIFA)によって定められている。

 南野の移籍金が最大1800万ユーロ(約25億8000万円)とすると、リバプールは90万ユーロ(約1億3000万円)を連帯貢献金として支払うことになる。配分の割合は年齢によって決まっており、12~15歳は0・25%、16~23歳は0・5%となる。

 12歳時に在籍したゼッセル熊取(大阪府)は4万5000ユーロ(約650万円)、C大阪は58万5000ユーロ(約8400万円)、オーストリア1部ザルツブルクは27万ユーロ(約3900万円)を受け取る権利が発生する。

 南野は2020年1月に移籍金725万ポンド(約12億1000万円)でザルツブルクからリバプールに加入したとされており、当時から移籍金も連帯貢献金も倍増した。自身を育ててくれたクラブに再び多大な恩返しをすることになった。(金額は推定)

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcf562b141e412664c58343c2302381479d4f442