将棋の第63期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)第1局が28、29の両日、愛知県犬山市で指され、挑戦者の豊島将之九段(32)が藤井聡太王位(19)に121手で先勝した。豊島は2021年11月の将棋日本シリーズ決勝に続いて藤井に連勝した。第2局は7月13日から札幌市で行われる。

 4期ぶりの復位を目指す豊島は前期に続いて挑戦者となった。前期は王位と棋聖の2冠を持つ藤井に竜王と叡王の2冠の豊島が挑戦。豊島が第1局を制した後に藤井が4連勝し、初防衛に成功した。その後、叡王戦と竜王戦で豊島は藤井にタイトルを奪われて無冠に転落し、藤井は年明けに王将も獲得して最年少5冠となり、明暗を分けた。

 第1局は豊島が1日目から強襲を決行して激しい戦いに突入し、2日目に入って藤井玉に厳しく迫った。藤井は反撃を見せたものの豊島の攻めが早く、持ち時間を1時間以上残して勝ち切った。

2022/6/29 17:31
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https://mainichi.jp/articles/20220629/k00/00m/040/164000c