今年10月より放送予定のTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に関して、設定などの各種情報が解禁された。どうやら同作は学園モノになるようだが、古の“ガンダムおじさん”たちが難色を示しているようだ。

学園モノはガンダムじゃない!?

今回公開されたのは、ティザービジュアル第2弾やメインスタッフ、キャラクター、モビルスーツなど。そして中でもファンの注目を集めたのは、世界観やあらすじといった情報だった。

今作の舞台となるのは、数多くの企業が宇宙に進出し、強大な経済圏を構築した時代。そして主人公の少女であるスレッタ・マーキュリーは、モビルスーツ産業最大手の企業が運営する「アスティカシア高等専門学園」の転入生だという。

実際のところはわからないが、あらすじなどを見るかぎり、「アスティカシア高等専門学園」の出来事を中心に描いた“学園モノ”になる線が濃厚。ここまで発表されたキャラクターはほとんどが学生で、主人公もパイロット科の2年生として編入するらしい。

「ガンダム」シリーズで本格的な学園モノをやるコンセプトは面白そうだが、SNSなどでは《ガンダムが学園モノって? マジで言ってんの》《ガンダムにする必要性が今のところわからん》《こっちが求めてるモノをわかってない 水星の魔女が学園モノって聞いて一気に萎えた》《あえて言おう、カスであると》といった声が上がっている。

脚本家の名前にも不安の声

「水星の魔女」は、TVシリーズとしては初の女性主人公で、そのうえ学園を主な舞台にした、何から何まで“異端”の作品。当然楽しみにしているアニメファンもいるようで、《今までガンダム観てない層が注目してくれそうな感あるよね》《水星の魔女の続報を心待ちにしている私がいる》《今出てる情報だけでもめちゃくちゃ考察捗る》と期待されている。

ただ、一部ではスタッフたちの名前を見て不安を抱く人も。とくに注目を集めていたのが、シリーズ構成・脚本を担当する大河内一楼氏だ。

大河内氏はこれまで『OVERMAN キングゲイナー』や『あずまんが大王』、『コードギアス』シリーズなどに関わってきた、アニメ界では有名な脚本家。しかしアニメファンの中には「当たり外れが多い」といったイメージを持つ人も多く、実際に『革命機ヴァルヴレイヴ』などは賛否が別れる評価だった。

とくにロボットアニメを手掛けた際に、クセの強い作風になることが多いが、「水星の魔女」は“当たり”になるのだろうか。正直なところ、ガンダムおじさんは文句を言いつつも視聴すると思うので、新規ファン層にも刺さるアニメを期待したい。

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