関係者が胸中代弁 “入院するようならここで死ぬ”

 燃える闘魂・アントニオ猪木氏が22日、新型コロナウイルスに感染していたことを明らかにした。一方で、“動かない手”でサインを書く姿を公開し、回復ぶりを見せている。

最新のYouTubeに登場した猪木氏は、最近の生活について「病の話はしたくないけど、コロナにかかってその後に菌に侵されて、治ったかなと思ったらまたやられてもう本当に短い期間に3回も病院の先生が『今回はダメかなと思った』『復活したんでびっくりしました』(と話した)。サインも何か月ぶりかな? 今書いて字が定まらなくて。それより『闘』という字をあれ? 何だったけな? そのぐらいにいろんなことが(起きて)ね。もう1回、頭を整理して、ちゃんとしたサインを書きたいと思うけど、なかなか今の状態だと手が動かない状態で精いっぱい書きました。ちょっと字がはっきりしないとこもあるけど、許してください」と話した。

 79歳と高齢かつ難病の全身アミロイドーシスと格闘中。関係者によると、幸い、コロナ感染は重症化せず、大事には至らなかったという。

 短期間に3回という“危機”については、「ちょっと熱が高かったり、続いたのはありました。青森から帰ってきて、1週間高熱が続いていた。医者からは『入院して』と言われたけど、本人は嫌だって言った。極端な話、入院するようならここで死ぬという気持ちだったと思います」と、説明した。

 猪木氏は5月に青森・十和田市の蔦温泉を訪れ、妻・田鶴子さんの納骨式と、「アントニオ猪木家の墓」建立式を行った。東京から介護車を使い、仙台で1泊しながらの大移動だった。

 病院に比べれば、たとえコロナや他のウイルスをもらいやすい環境にあっても、ある程度のリスクを背負いながら暮らすことを猪木氏自身が選択している。

「体力が弱っているので感染症とかもらいやすい。完全にウイルスをもらわないという考えになると、ずっと病院にいるということになる。自分らしく生活したいという希望もあって自宅療養を選びました」(同)

 4年前に腰を手術し、ボルトを入れた箇所が膿むこともある。綱渡りの状態が続くが、最近の体調については「安定はしていますね。よくなるように頑張っています」と、容体に目立った変化はないという。「一番は腸捻転したとき。あの時は大変な状態だった」と、昨年5月の手術時の緊迫した状態を振り返った。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/b3b9ea55910671bf25694477f64e47bc58c878d6