加山雄三がコンサート活動を年内で終了 85歳「まだ歌えるうちにやめたい」
2022/06/20 03:00 サンスポ
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歌手で俳優、加山雄三(85)が年内でコンサート活動を終了することが19日、分かった。東京・日本武道館で日本人として初めて公演を開催するなど61年間歌手生活を続けてきたが、年齢や体力面などを考慮し、「まだ歌えるうちにやめたい」と決断。海を愛する男らしく、ラストは12月に開催する船上ライブに決まった。公演以外のアーティスト活動や芸能関係の仕事は継続する。

代表曲「君といつまでも」など、故郷の神奈川・湘南の海を連想させるおおらかで爽やかな歌声を届けてきた永遠の若大将が、公演活動からの引退を決めた。

1961年の歌手デビューから61年。4月に85歳を迎えた加山は、「歳をとることでさまざまなことを続けていくことの大変さを実感しております。しかしながら、その時々で精いっぱい目の前のことに真摯に向き合ってきました」とした上で、「コンサート活動は年内をもってケジメをつけようと思います」とのコメントを発表した。

家族やスタッフらとも協議し、今後のパフォーマンスや年齢、体力面などを考慮。「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番」との思いから、歌手活動の継続を最優先した形となった。

加山は主演映画「若大将シリーズ」の挿入歌などでヒット曲を連発。ライブも積極的に展開し、ビートルズの日本武道館公演の翌67年には、日本人初の武道館公演も果たした。

全国ツアーも近年まで開催。78歳だった2014~15年の47都道府県公演でツアーからの勇退を表明したが、82歳の19年に再開。トレーニング中に負った腰の圧迫骨折や軽度の脳梗塞を乗り越えて完走した。83歳の20年には小脳内出血から復帰し、昨年末には約2年ぶりの有観客ライブを成功させた。

今後は7月21日に、名誉船長を務める豪華客船、飛鳥Ⅱの恒例船上ライブ「若大将クルーズ」に出演。9月9日に東京国際フォーラムで「加山雄三ラストショー~永遠の若大将~」を開催し、ラストは12月の「若大将クルーズ」。ファンを前に生で公演を行うのは、年内で見納めとなる。

ただ、来年以降も公演以外の音楽、芸能活動は継続。加山は「弾厚作」名義で作曲も手掛けており、創作活動も含めて、「これからも音楽は親友であり大切にしていきたい」と誓っている。

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