2022年6月18日 12時00分
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【ワシントン=浅井俊典】米東部メリーランド州の音楽団体「女性ソングライターの殿堂」は、世界を代表する音楽を手がけた女性をたたえる2022年の「女性ソングライターの殿堂」受賞者に名古屋市出身のシンガー・ソングライター八神やがみ純子さんら9組を選んだ。八神さんは17日、メリーランド州で表彰を受け、「自分の信じた道を歩み続け、それが認められたのがうれしい」と喜びを語った。

 賞は昨年創設され、2回目の今年は八神さんのほか、米ラテン歌手のグロリア・エステファンさん、米カントリー歌手ロレッタ・リンさんらが選ばれた。日本人ミュージシャンの受賞は初めて。

 八神さんは1978年にデビューし、「みずいろの雨」などのヒット曲で知られる。結婚を機に渡米し、2011年からは日本での活動を再開している。

 米国では八神さんや竹内まりやさんら1970~80年代に日本で流行した「シティーポップ」がブームで、八神さんの代表曲「黄昏のBAY CITY」はユーチューブで1000万回以上再生された。受賞はこうした米国での人気や、米国に活動拠点があることなどが考慮されたという。