純粋な長打力示す「ISO」で岡本和真、佐藤輝明超え

5年目を迎えた日本ハムの清宮幸太郎内野手が、異次元とも言える長打力を発揮している。規定打席にはわずかに足りないものの、得点への貢献度を示す「OPS」や純粋な長打力を示す「ISO」といった指標は12球団でも上位。
そして日本球界の歴史をひも解いても珍しい「安打数の半分以上が長打」という成績を残している。

清宮は現在56試合に出場し打率.255、出塁率と長打率を合計した「OPS」は.864に達している。これは150打席以上に立った打者の中では、山川(西武)の1.119、吉田正(オリックス)の.894に次ぐパ・リーグ3位。
さらに長打率から打率を引き、純粋な長打力を図る指標「ISO」を見ると.255で、12球団でも山川、牧(DeNA)、村上(ヤクルト)、ウォーカー(巨人)に次ぐ5位にランクされる。6位の岡本和(巨人)や7位の佐藤輝(阪神)よりも上なのだ。

また今季放っている39安打のうち、二塁打が16本、三塁打が1本、本塁打が7本。単打は安打数の約4割となる15本しかない。
歴史的に見ても極めて特異な成績で、規定打席に到達しながら、長打が単打より多かった選手となると近年では2009年の中村剛也(西武=単打57、二塁打37、三塁打1、本塁打48)が挙がるくらいだ。

規定打席にもあと16に迫っている清宮が今季残す成績には注目が集まりそうだ

Full-Count編集部

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