中日・根尾昂選手が15日、バンテリンDでの全体練習に参加し、投手としてのメニューをこなした。キャッチボール、投内連係に加え、ブルペンでは変化球も交えて30球。「野手目線から投手の練習に入って、新鮮でした。『よしやるか!』という感じ」と前向きに語った。

 根尾は昨秋に、立浪監督から「野手で打てなかったら投手もある」とコンバートの可能性を明かされていた。本人も背水の思いでプロ4年目に挑んでいたが、26試合の出場で打率2割1分1厘、0本塁打、4打点。12日の日本ハム戦(札幌D)の試合前に指揮官から「投手登録でいこう」と通告された。

 根尾自身は今シーズン終了後の転向を覚悟していたが、思ったよりも早くに転機が訪れた。「(シーズン終了後の転向)だと思っていたんですけど、僕の結果というか、成績もあるし、タイミングというのも含めて早くした方が良いんじゃないかというのも話しながら」と受け入れた。

 今後は打撃練習を続けながら、投手としての体力作り、技術向上に努めていく。「中継ぎやって、最終的に先発をという話をされているけど、どこに適性があるかはやってみないと分からない。投げて抑えていて目標が変わっていくのかなと思う。チームが勝つために自分のパフォーマンスをしっかり出すことは変わらない」と意気込んだ。
報知新聞社
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