米国で最も権威のあるボクシング専門誌リング・マガジンは10日、全階級を通して世界のプロボクサーを格付けする「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」最新ランキングを発表し、WBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が前回の3位から初の1位に浮上した。

 日本人のPFP1位は史上初の快挙となった。米スポーツ専門局ESPNが9日に発表したPFPでは、井上は2位に据え置かれていた。

 井上は7日、さいたまスーパーアリーナで前WBCバンタム級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)に衝撃的な2回TKO勝ちを収め、日本人初の世界王座3団体統一を達成。前回まで1位だったWBAスーパー&IBF&WBO統一世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(35=ウクライナ)が2位、2位だったWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(34=米国)は3位に後退した。

 パネリストの投票では本紙通信員の杉浦大介氏、トム・グレイ氏、アンソン・ウェインライト氏、ディエゴ・モリージャ氏の4人が井上を1位、マイケル・モンテロ氏、マーティン・マルケヒー氏、アダム・アブラモビッチ氏、トリス・ディクソン氏の4人がウシクを1位としたが、ダグ・フィッシャー編集長が井上を1位と判断し、5―4で井上の1位が決まった。フィッシャー氏は「井上のパフォーマンスはセンセーショナルで、完璧なオフェンス力のボクシングに見える。少なくとも2位に上げることに賛成だったが、はっきり言って1位はウシクと甲乙つけがたい。彼がPFPのトップでも問題ない」とコメントした。

 トップ10は以下のとおり。

 (1)井上尚弥(大橋)

 (2)オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)

 (3)テレンス・クロフォード(米国)

 (4)エロール・スペンス(米国)

 (5)フアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)

 (6)サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)

 (7)ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

 (8)ドミトリー・ビボル(ロシア)

 (9)ジョシュ・テーラー(英国)

 (10)ジャーメル・チャーロ(米国)

 「PFP」は体重別に階級が分かれているボクシングや格闘技において、仮に全選手の体重が同じ場合、誰が一番強いかを選考するもの。「PFP」との言葉をつくり出したのはリング・マガジン初代編集長のナット・フライシャー氏とされる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5489aa213e490d5ac612094df2708cf58fec7f8f

★1 2022/06/11(土) 08:59:52.83
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