5/29(日) 13:12配信 ベースボールキング
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◆ 4回まで無失点と粘るも、5回に逆転許し降板

 ブルージェイズの菊池雄星投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地でのエンゼルス戦に先発登板。「2番・指名打者」で出場した花巻東高の後輩であるエンゼルスの大谷翔平選手(27)を3打数無安打1三振に封じたが、5回9安打2失点で降板し今季3勝目はお預けとなった。

 “花巻東対決”はメジャーで6度目。これまでの対戦成績は打率.333(12打数4安打)、2本塁打、5三振で大谷に軍配が上がっていた。

 今季初対決の第1打席は初回一死無走者の場面。菊池はカウント1-2と追い込み、最後は4球目のスライダーで泳がせ遊ゴロに仕留めた。第2ラウンドは3回のイニング先頭。この打席も菊池が早めに追い込み、最後は外角に逃げるスライダーを振らせ空振り三振に仕留めた。3度目の対決は5回の無死一塁。この打席は大谷が2ストライク後の直球を捉えたかに見えたが、中堅後方への大飛球はあとひと伸び足りず中飛となった。

 大谷を3打席連続で封じた菊池だったが、無失点のまま1点リードで迎えた5回、一死一、三塁で5番・ダフィーに左中間への適時二塁打を許し同点に追いつかれた。続くウォルシュは一ゴロに仕留めたものの、この間に逆転となる三塁走者が生還。この日は5回87球、9安打4奪三振2失点の内容でマウンドを降り、今季の防御率は3.48となった。

 ブルージェイズ打線は6回まで1得点と菊池を援護できなかったが、1点を追う7回に8番・ビジオが同点の適時二塁打を放ったあと、代打・カークの右前適時打で逆転に成功。菊池の今季9戦目は勝敗なしの結果となった。