刑務所の中って、究極のヒエラルキー社会
元々世間のはぐれ物の集まりで、自分の目を見たとか見ないとかで
相手に殺意を抱くような人間が集まっているところ

背景のあるヤクザが最強で
切れて何するか分からないガタイデカいのが次点で・・・

というような世界観はまったく入っていない
映画監督の人が想像した、主人公=キリストという設定に沿った
仮想平等社会なんだよね
で、共和党の大統領に模した所長が悪役であるという

やたらと持ち上げる人がいるのは、キリスト教関係の人が多いというのもあるのかも
羽生さんは嫁が熱心な信者というのもあるらしい
冤罪が晴れないまま終わったこと、絶対悪とされた所長が
あっさり自殺で片付けられている点が、山場の展開を放棄された気がして
カタストロフィ不足な気はする
まあでも面白かったんだけど、頭に残らないという人が多いのも理解できる
そんな作品