兼近 M-1の観客と審査員はクソだった

《学園祭や営業でウケてきたネタが(M-1で)バチーンと否定された。M-1の自称お笑いファン、お笑い通ぶった自称お笑いファンが集まってるじゃないですか、M-1って。本当のお笑い好きじゃないっていうか。その人たちが“意地でも笑わない”って顔してましたね。
“こいつらのこんなネタで笑うワケない”って顔で、俺らのこと見てました。奴らはお笑いが好きなんじゃなくて、お笑いを好きという自分に酔っている人たちですから。
で、人気者を叩くことで自分がお笑いをわかってると思われたい人たちですから。そういう人たちから見たら、営業でウケるネタはベタだし“何見せてくれてんだ”って思っちゃったんでしょうね》
12月1日に自身のYouTubeチャンネルで、《M-1予選敗退の心境をノーカットでお送りします。》と題し、動画を配信したお笑いコンビ『EXIT』。

紳助

売れ出すと、劇場にキャーキャー女の子が来よんねん。これがじゃまやねんな。
こいつらが俺たちをダメにしていくから。いっつも相方に言うててん。こいつらはキャーキャー言うてくれて俺たちを追いかけてくれて人気のあるような感じを作ってくれてると。
こいつらは俺らにとってすっごい必要やと。すっごい必要な客やけどめちゃめちゃジャマやと。こいつらが俺らをダメにしよると。
なんでかって言うたら、こいつらを笑わすことは簡単やから、こいつらを笑わしにかかってまう。
こいつらを笑わしにかかった瞬間に俺たちは全て終わってまうと。
だからテレビでもカメラの奥でコタツで見てる兄ちゃんがおもろいと思ってくれる感覚でやる。いつもそこに客はいないと、向こうにいんねやと。
あいつらが笑えば笑うほど、一番後ろで見てる俺たちが一番笑わしたい人たちが「何やっとんねんこいつら」と。「学園祭でやっとけお前ら」「身内だけで集まってやっとけよ」って状況になんのよ。