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スポニチアネックス

ひろゆき氏「甲子園の全国大会なくしちゃった方がいい」 大胆意見の裏に選手の将来性への持論

 2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏(45)が13日、MCを務めるABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)にリモート出演し、少年たちの野球をめぐる環境について大胆な私見を披露した。

 番組では、中学校の部活動で20年前は全国に30万人以上が登録されていた軟式野球の選手数が、ほぼ半減するなどの現状についてトーク。用具の高騰化、時代遅れの指導法、野球未経験の顧問の存在、テレビのプロ野球中継の減少などが理由として指摘された。

 そんな中でひろゆき氏は、「僕、甲子園の全国大会をなくした方がいいと思うんですよね」と、思い切った持論を展開。高校で結果を出すために、指導者が選手の将来性を無視して酷使する可能性を指摘した。「高校で優勝校になると、応募してくる生徒が増えるということで、高校で成績を出すことだけのために雇われているコーチがいるわけじゃないですか?」と推測。「そうすると、選手はそこで選手生命をつぶされてもいいから、体を酷使させられて、結果的にプロ野球に行けなくなって、体が壊れちゃう高校生とかっていっぱい出るんです」と、持論の根拠を説明した。

 そんなひろゆき氏に対し、作家の乙武洋匡氏は、サッカーJリーグのユース組織構造を例に挙げて解説した。「全国の舞台、いわゆる青春!みたいなものに興味ないけど、ちゃんとプロになりたい子はユースに入り、一般校に通いながら、放課後サッカーをやりながらプロに上がっていくということをやっている」。その上で、「野球をやっている子も、全員がプロに入りたいわけではなくて、青春時代で燃え尽きたい子もやっぱりいるので、それ(甲子園)はそれで残してあげて…」と続けた。

 しかし、これにひろゆき氏は「燃え尽きたい人がいるんじゃないんですよ。道がそれしかないんですよ」と反論し、ユース組織を野球に導入した場合を仮定。「プロのユースの野球チームが甲子園に出ていいとなったら、その後のプロ野球でその子を伸ばしたいと思うから、無茶な肘の使い方をピッチャーにさせないんですよ。でも、高校野球はその高校で終わりだから、もう使いつぶそうとなっちゃうので、先の将来があるという(指導方針の)チームしか教えちゃいけない、みたいな構造に変えなければ難しいんじゃないかな」と指摘した。

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