熊本県八代市の私立秀岳館高校は5日、男子サッカー部の30代男性コーチが部員を殴る蹴るなどした動画が出回った問題を巡って記者会見を開いた。

 同校が行った聞き取り調査の結果、サッカー部で計38件の暴力行為があったことが公表された。内訳は職員から生徒への暴力行為が25件、生徒同士の暴力行為が13件で、一連の問題の発端となった30代男性コーチが関わった案件は24件だったという。

 段原一詞監督(49)は「暴力は根絶されるべきものと認識している。あってはならない」と強調したが、全ての事案について「見たことがない」と発言。「再発防止に努めていきたい」と繰り返した。

 また、30代男性コーチについては「そういう(暴力)行為を見たことがない。長い間一緒にやっている。情熱ある人物だと認識している。これまで短気だと思ったことはない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/11b882a27bd7081458ddb712ffe8da1a20c8cc5b