サラウンドは、専用アンプとスピーカー5個以上用意しないと駄目なのか
ゲーマだとふつうにあるのか

ゲームキューブで立体音響を楽しもう
ゲームキューブのソフトの中には、ドルビー社の開発した最新技術「ドルビーサラウンド・プロロジックII」が採用されているものがあります。

ゲーム機をテレビにつなぐ時、普通は赤、白、黄の3色のケーブルがセットになったステレオAVケーブルを使いますよね。
赤、白のケーブルは通常、ステレオ音声を再生するもの。ゲームのサウンドは長い間、モノラルや左右にだけ音が振り分けられているステレオの音声が主流だったんです。

ある時期から映画などでサラウンド、つまり左右に加えて前後の音までを感じられる立体的なサウンドが楽しめるようになりました。
家庭用のオーディオでも3つ以上のスピーカーを使い、サラウンド効果を体験できるものが増えてきました。
さらに、最近では5つのスピーカー+サブウーファーを使って再現される5.1chと呼ばれるシステムが普及してきました。

その一方で、ゲームのサウンドはハードウェアの制限もあり、なかなか立体音響を実現できませんでした。
しかし、任天堂ではニンテンドウ64の時代から、3D環境での立体サウンドをずっと研究し続けてきました。
ニンテンドウ64ではプロロジックIIの前身であるプロロジックの技術を使い、一部の3Dゲームでサラウンドの効果を実現しています。

そして、ゲームキューブのソフトでは、ついに5.1chのサウンドをより鮮明に体感できるドルビーサラウンド・プロロジックIIという新技術を採用することになったのです。
(注) ドルビーサラウンド・プロロジックIIに対応したアンプが必要です。

ゲームで再現されるサラウンドの醍醐味は、なんといってもインタラクティブに立体音響を楽しめるということです。
敵が移動する音、風の音、水のせせらぎの音。プレイヤーがゲームを操作するたびに、全方位で音が展開されていきます。
https://www.nintendo.co.jp/nom/0211_2/11/index.html