0001鉄チーズ烏 ★
2022/04/27(水) 18:48:09.03ID:CAP_USER9https://www.cinematoday.jp/news/N0129908
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宮崎駿監督(「崎」は「たつさき」)によるアニメーション映画『となりのトトロ』(1988)が、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(以下、RSC)によって初めて舞台化されることが明らかになった。『となりのトトロ』の音楽などで知られる作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮崎監督がこれを快諾したことで始まったプロジェクトで、久石が音楽とエグゼクティブ・プロデューサーを担当。10月から英ロンドンのバービカン劇場で上演される。
RSCは、シェイクスピア生誕の地、英のストラットフォード・アポン・エイボンを拠点とする英国の代表的な演劇カンパニー。パトロンをエリザベス女王、理事長をチャールズ皇太子が務めている。そんなRSCは、以前から『となりのトトロ』の舞台化を熱望。演出は、「アクナーテン」でローレンス・オリヴィエ賞を受賞するなど、数々のオペラ作品を手掛けてきたフェリム・マクダーモットが担い、フェリムが主宰するカンパニー、インプロバブルが制作協力し、RSCと日本テレビが共同製作する。
久石は、舞台化にあたり「日本にはミュージカルや舞台を好きな人が大勢います。ところが、日本発の世界中で上演されているオリジナル舞台作品、あるいはミュージカル作品がありません。『となりのトトロ』は世界中の人が知っている日本の作品です。もし舞台になったら、世界に出ていく最初の作品になるんじゃないか、そういう思いがあって『僕が観たい』と、宮崎さんに話したのがきっかけです」と明かし、「外国で舞台化すると、スペクタクルになってしまう心配があります。トトロが飛び回ったりすることがないよう、僕は言い続けています。お互いに率直に意見を言い合える、いい関係でつくっています。とても素晴らしい舞台になると思っています」とコメントを寄せている。
題字も手掛けたスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「宮さんは『久石さんがやるなら』と快諾してくれました。久石さんが選んだのは、イギリスの名門、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー。果たしてどうやってトトロと出会えるのか。とても楽しみにしています」と期待を寄せている。
舞台には、バジル・ツイストによってつくられたパペットが登場。さらに、久石の音楽をウィル・スチュアートが新たにオーケストレーションし、ライブ演奏の音響デザインはトニー・ゲイルが担う。脚本は、書き下ろし作品「オッペンハイマー」で注目を浴びるトム・モートン=スミス、美術をトム・パイ、衣装を中野希美江、照明をジェシカ・ハン・ハンユン、ムーブメントを山中結莉が担当する。
上演は、ロンドン・バービカン劇場にて2022年10月8日〜2023年1月21日を予定。なお、10月8日〜10月14日はプレビュー期間となる。(編集部・梅山富美子)
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