4/25(月) 18:39配信
東スポWeb

 国際スケート連盟(ISU)が、無期限でロシアのグランプリ(GP)シリーズ開催権の剥奪と連盟からの理事追放を発表したが、ロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏が猛反発し、対立を深めている。

 ISUは24日に理事会を開催し、25日になって決議内容を発表した。

 ウクライナ侵攻を受けてこれまで行ってきたロシアやベラルーシの選手の国際大会での出場禁止の継続を確認。その上で、GPシリーズのロシアカップの開催権をはく奪することを決定した。

 さらに今後、ロシアとベラルーシのISU理事を追放し、理事への立候補も認めないとした。これらの決定に関しては「追って通知があるまで」と期限は定められておらず、無期限の厳罰処分が下されることになった。

 有力選手を多数抱えるロシアフィギュアスケート界への鉄槌≠ノ、同国の重鎮でタラソワ氏がさっそく怒りの声を上げた。

 ロシアメディア「RBCスポーツ」で、タラソワ氏は猛反発。「私はこの決定がまったくもっと愚かで無力なものだと思う。競争が私たちから奪われているのが残念でならない。このような不公平な決定が、ロシアのフィギュアスケート界を殺している。そして何より、そのような下品な人々が私たちのアスリートのスケート人生を短くしている。まさに害虫≠セ」とISUを激しくののしりながら非難した。

 フィギュアスケート界とロシア勢の対立は深まるばかり。このまま永久追放もありえるのか、今後の行方に大きな注目が集まる。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/20fd521fde48faa94ec7d3f896554e62603c0619