18日、NPB(日本野球機構)と12球団の臨時代表者会議が行われ、球場での「声出し応援」の復活は当面見送ることが決定された。

NPBの井原事務局長は「声援のあるなしは政府の政策の範囲での対応となる。プロ野球は大声を出すイベントではないとされ、大声を出すと観客上限が50%になってしまう」と話した。

球団や球場個々の判断はともかく、NPBは今季の観客について上限を設けていない。ただ、客足が伸び悩んでいるのも事実。コロナ前の2019年は12球団の1試合平均は約3万人。今季は18日現在、約2万2000人と激減している。

新型コロナの感染を恐れて球場に足を運ばないファンもいるだろうが、やはり、スポーツ競技に歓声はつきもの。拍手やグッズを掲げるだけでは気分が乗らず、直接の観戦を見送っているファンも少なくない。

もっとも、甲子園球場(写真)は声出し禁止ルールなど、あってなきがごとし。大歓声や「あと1球」などのコールが問題になっている。阪神は彼らを取り締まるべきじゃないのか。

日刊ゲンダイ
更新日:2022/04/19 06:00
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