0001征夷大将軍 ★
2022/04/18(月) 07:22:50.91ID:CAP_USER9http://wasedasports.com/news/20220417_167586/
対校エイト、王者に返り咲く
強い風が吹く隅田川で、伝統の一戦・早慶レガッタが開催された。昨年と同じように規模は縮小して行われたものの、ゴールの際には両校応援部や関係者の歓声があがった。早大女子は最初からリードを保ち続け、32連覇を達成。続く第2エイトは序盤のアクシデントによる差を詰めることができず、敗戦した。最終レースの対校エイトで早大は、速報では同タイムとなるほどの接戦を制した。年に一度の歴史的な戦いで、早慶両校はプライドをかけしのぎを削った。
大学部門のトップバッターは女子舵手つきクォドルプル。31連覇中の早大は「負けてはいけない試合」(勝又真央、スポ4=東京・小松川)というプレッシャーの中でレースに挑んだ。スタートで一気にリードを作った早大。中盤でオールを水面に引っ掛ける場面があったものの、冷静に対処し、更にリードを広げてゴールした。圧倒的な強さを見せた『女王・早稲田」は連覇記録を32に伸ばし、来年につなげた。
続く第2エイトは、早慶ともにクルーの半数以上が2年生という若い構成。また、公式大会のルール改正により早慶戦史上初、男子エイトに女子コックス(仙田早紀、文2=埼玉・浦和一女)が乗ることでも注目されていた。スタートは両校互角。しかし、700mの両国橋手前で早大の船をトラブルが襲う。一度止まって体制を立て直すことを余儀なくされた。その間に一気に差を広げた慶大を追いかけ、再スタートした早大だったが最後まで差を縮めることはできず、敗戦した。
最終レースは花形の対校エイト。昨年は4分の1挺身差で惜敗した。今回のクルー9人中7人がこの敗北を知っているため、危機感をもって練習に取り組んでいた。迎えた本番。「スタートからとにかく一歩前に出る」(中島湧心主将、スポ4=富山・八尾)というプラン通り、スタートダッシュを決めた早大は、最初のカーブ・両国橋付近で一気に頭を取り、波の高い中盤で徐々に慶大を引き離す。その差は一時1挺身以上に。しかし、ラスト700mの吾妻橋付近から慶大がラストスパートをかけ、猛追を見せる。ゴール直前の桜橋を通過する頃には、差は半挺身以下まで縮まっていた。「全員焦っていました」(M野圭吾、商4=埼玉・春日部)と慌てて早大もペースを上げ、半挺身差で逃げ切った。昨年涙をのんだ早大は、悲願を果たし隅田川に『紺碧の空』を響かせた。
完全優勝とはならなかったものの、対校エイトは王者に返り咲き、女子は32連覇を達成した。この勢いを1か月後の全日本選手権、秋の全日本大学選手権につなげたい。
(記事 冷水睦実、写真 安齋健、宮島真白、宮下幸、阿部健、 永留琴子、横山勝興)
結果対校エイト
C 片倉 潤樹(法3=早稲田佐賀)
S 中島 湧心(スポ4=富山・八尾)
7 越智 竣也(スポ4=愛媛・今治西)
6 阿部 光治(スポ4=愛知・猿投農林)
5 M野 圭吾(商4=埼玉・春日部)
4 小林 里駆(スポ4=静岡・浜松西)
3 青木 洋樹(スポ3=東京・成立学園)
2 三浦 武蔵(商4=山梨・吉田)
B 菅原 陸央(政経4=秋田・本荘)
1位
第2エイト
C 仙田 早紀(文2=埼玉・浦和一女)
S 松並 大智(基理2=静岡・沼津東)
7 森長 佑(スポ4=福井・若狭)
6 上路 達也(基理2=東京・世田谷学園)
5 中舛 蒼士(社学2=東京・早大学院)
4 榎本 拓海(商2=東京・早大学院)
3 川名 航平(政経4=東京・早大学院)
2 市ヶ谷 成真(スポ4=早稲田佐賀)
B 沢木 優介(スポ2=青森)
2位
女子舵手つきクォドルプル
C 勝又 真央(スポ4=東京・小松川)
S 田 涼花(社学4=静岡・浜松西)
3 桐原 初菜(文構3=早稲田佐賀)
2 郡 磨璃(スポ3=東京・文京学院大女)
B 茂内 さくら(社学4=秋田)
1位
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