[4.14 EL準々決勝第2戦 バルセロナ 2-3 フランクフルト]

UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第2戦が14日に行われ、MF長谷部誠とMF鎌田大地の所属するフランクフルト(ドイツ)は敵地でバルセロナ(スペイン)に3-2で勝利した。
ホームでの第1戦は1-1だったため、2試合合計スコアは4-3。2018-19シーズン以来、3年ぶりのEL準決勝進出を果たした。
鎌田は第1戦に続いて3-4-2-1のシャドーでスタメン出場し、結果的に決勝ゴールとなる3点目をアシスト。
ベンチスタートの長谷部は終了直前の後半アディショナルタイム9分に途中出場した。

バルセロナは第1戦で左内転筋を負傷したDFジェラール・ピケの回復が間に合わず、センターバックコンビとしてDFロナルド・アラウホとDFエリック・ガルシアを起用。
また、右サイドバックにはDFオスカル・ミンゲサが入った。

10日のラ・リーガ第31節レバンテ戦(○3-2)で勝利こそ収めたが、3度ものPKを与えていたバルセロナ。その嫌な流れを引きずる形で序盤に先制を許した。
フランクフルトは前半3分、ペナルティエリア内中央への浮き球を巡る競り合いでMFイェスパー・リンドストロームがE・ガルシアのファウルを受け、PKを獲得する。
同4分にキッカーを務めたのはMFフィリップ・コスティッチ。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの逆を突き、左足でゴール右に沈めた。

ビハインドを負ったバルセロナはFWウスマン・デンベレとFWピエール・エメリク・オーバメヤンのホットラインやセットプレーでゴールに迫るが、GKケビン・トラップの牙城を崩せない。
すると前半36分、フランクフルトのカウンターからFWラファエル・サントス・ボレが右足で強烈なミドルシュートを叩き込み、リードを2点に広げた。

追いかけるバルセロナはハーフタイム明けからMFペドリに代え、MFフレンキー・デ・ヨングを投入。
後半12分にはDFジョルディ・アルバのFKからボックス内の相手の手にボールが当たるも、PK判定とはならない。

フランクフルトはゴールを許さずに時間を進め、後半22分に決定的な追加点を奪う。右サイドのスローインの流れから中央の鎌田が左方向へパス。
受けたコスティッチがペナルティエリア内左で左足を振り抜き、途中出場DFセルジーニョ・デストの股を抜いたシュートがゴール右に決まった。

バルセロナはFWルーク・デ・ヨングの投入など積極的に交代カードを切り、システムも3バックに変更する。
後半39分にはFKの混戦からMFセルヒオ・ブスケツがネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。
それでも後半アディショナルタイム1分にブスケツが右足でミドルシュートを突き刺し、ようやく1点を返す。
終了間際にはフランクフルトDFエバン・エンディカの退場となるファウルで得たPKをFWメンフィス・デパイが決めたものの、あと一歩及ばずに2-3でタイムアップ。
2戦合計3-4でベスト4進出は叶わず、公式戦では16試合ぶりの黒星となった。

ゲキサカ
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bc4fe887fe9d8d24cf10e11c984064704d28996