吉岡里帆、舞台初主演…「かもめんたる」岩崎う大が脚本・演出 不思議な世界観に「ワクワク」
2022年4月12日 4時0分スポーツ報知
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7月上演の「スルメが丘は花の匂い」で舞台初主演する吉岡里帆
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 女優の吉岡里帆(29)が、7、8月に上演される「パルコ・プロデュース2022『スルメが丘は花の匂い』」で舞台初主演することが11日、分かった。

 2013年のキングオブコント王者で、劇作家・演出家としても活躍するお笑いコンビ「かもめんたる」の岩崎う大(43)が書き下ろしたオリジナル戯曲。童話の登場人物が生まれる不思議な世界に迷い込んでしまった会社員・縁緑(えにし・みどり=吉岡)が、「スルメ姫」という物語の主人公・クロエ(鞘師里保)と出会い、物語を混乱させていくファンタジーコメディーだ。

 このほど解禁されたビジュアルは、緑の暮らす世界が空前のソフトボールブームになっており、緑自身も休日にソフトをやっているというキャラクター設定に沿った摩訶(まか)不思議なイメージ画像。吉岡は「舞台初主演を務めさせていただくので、ワクワクしています。主人公・緑の奇妙な体験談を、一緒に肌で感じて楽しんでいただけるように表現できたら」と語る。

 吉岡と岩崎はかつてドラマで共演経験があるが、吉岡は「独特な空気が漂っていて面白い方だなと直感的に感じました。岩崎さんの世界観を体現できるように、一緒に丁寧にものづくりしていきたい」と意欲。「かわいらしい世界観の中にもどこか奇妙な空気が常に漂っているような作品で、皆さんには『なんだこの作品は!』と今までにない体験をしていただけるのではないかと思います」と唯一無二の作品を届けることを誓った。

 公演は7月22〜31日、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで。8月からは大阪ほか全国6か所を巡演する。

◆演劇界で高評価「かもめんたる」岩崎う大が脚本&演出

 岩崎はコンビ活動のほか、15年に旗揚げした「劇団かもめんたる」が高い評価を受けており、“演劇界の芥川賞”と呼ばれる「岸田國士戯曲賞」に19、20年とノミネートされるなど注目を浴びる存在。「とにかくセンスの良い方」と吉岡の潜在能力を絶賛しつつ「単純にこの仕事が成功するか否かで、私の今後の演劇生活が変わると思っています。なので、今、目はかなり血走っています」とやる気をみなぎらせた。共演は伊藤あさひ、ふせえりら。

(おわり)